この記事は JAWSDAYS2021 の企画である、
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「よし、着替え完了!行くか。」
まだ3月の寒さの残る金曜日の夜。私は会社最寄りのスタバで時間を潰していた。サッとトイレの個室に行くと、着ていたスーツをわざわざ持ってきた私服に着替える。
手近な駅のロッカーに、会社のカバンと"日常"をしまい込み。私はあるモノを待つための場所に向かった。
そう、人生を変えるほどのインパクトのある"お祭り"に向かう、そのバスに乗るために。
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きっかけは、2015年の冬。 ふとしたことで知った「IoT」という単語だった。
当時(今も)、中堅SIerで働いていた私は、色々と仕事面で悩んでいた。
会社のビジネスとしては業務システムの顧客への提供がメインであり、「業務に詳しく・プロマネを回せる」人が一番評価される社風だ。そんな中で、私は自分一人で色んなシステムをサポートしまくる、会社の中では比較的、“技術力"よりのスタイルで働いていた。
その年までにIPAの高度資格を3つほど取っていたりしていたときで。色々な技術的な知識・話題に飢えていた私は、勉強会イベントを探しては参加してみていた。
そんなとき、DoorKeeper を見ていると、↓のようなイベントを見つけた。「AWS」と「IoT」という単語が気になり、申し込んでみた。
JAWS-UG 関西IoT専門支部 第1回-1「マクニカkibo + AWS IoTハンズオン」 - JAWS-UG KANSAI | Doorkeeper
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イベントでは、マクニカ社が提供しているIoTテスト基盤(kibo)を扱うもので、普段の業務では体験できない技術を体験することができて、とても面白かった。
「歪みセンサーって何?」「センサーデータをクラウドに連携させるのってこんなに簡単なんだ!」
そんな感じで、興奮しきりだったことを覚えている。
このイベントに参加しただけでも、かなり自分の今までの殻がすこし破れたような。今まで知らなかった景色をみたような感覚を覚えた。
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勉強会自体も面白かったが、本番はその後の飲み会(懇親会)だった。今に至るまで、【勉強会の"本番"は発表会のあとの懇親会だ!】と思っているが、その価値観はこの日、ここで築かれた気がする。
JAWSUGに初参加で、ぼっちになりがちな自分がうろちょろしていると、いろんな人が話かけてきてくれ、楽しくおしゃべりをしていた。
ーー仕事で以前お世話になったC社のAさんがいる!
ーーYさんは電力の人?へーそんな人までいるんだ!
ーーTさんはIoTのことに限らず、色々楽しそうに喋るなぁ…。
初参加もなんのその。色んな"外"の人との会話が新鮮で、色んな会話をしていたが、 そこで、皆が口々に言っていたのが―――
「近々、とても大きな規模のイベントがある」
「東京で1,000人規模の申し込み人数になってるらしい」
「なんと今年は、大阪から直行する夜行バスが出る。しかも無料!」
そう、JAWS DAYS 2016 のことだった。
マジかよ。と率直に思った記憶がある。 どこの頭のネジの外れた企業が、イベントのためにわざわざ夜行バスを手配するんだよ!(失礼)なんて思ったりもした。
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なんとか3/12の土曜日に新宿に行く許可を家族からとり。冒頭の場面のように、ドキドキしながら夜行バスにのり、 人生初のJAWS大規模イベントに参加したのであった。
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会場について、一番印象に残っているのは、その場の"熱気"だった。
当時はベルサール新宿が会場で、かなり大きな1つのホールの中に、真ん中におおきなステージがあり。それを取り囲むように、中規模のブースが並んでいた。
なにせ申し込み人数が1,000人近くである。単純に会場内は多数の人の体温で温まっているが、決してそれだけが理由ではない、皆の「ワクワク感」がそこら中に漂っているような。そんなことを思った。
当時のJAWS-UGの代表をしてた金春さんの挨拶で「JAWS DAYSに来るのが初めての人?」という質問に手を挙げていた自分。かたっぱしから気になるセッションを聞いて回り、知識の洪水にさらされながら楽しんでいた。
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その後、3月のJAWS-UG関西/IoT支部の企画に参加したり。
6月にJAWS-UG関西の方からお誘いいただき、AWS Summitのアップデートに関して発表する回に登壇しないか誘われたので、ホイホイと「やります!」と即答し、拙いながらも初登壇も果たしてしまった。
そして、その翌年の2017年のJAWSDAYS2017。今度はIoTハンズオンの運営側で参加したり。
それ以外にも、「ITコミュニティ」とい外のモノサシな世界が楽しくて、kintoneのコミュニティの運営をしたり、CoderDojoのカンファレンスに関わったり、活動が楽しかった。
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2018年からは、子どもが生まれたりと色々と事情があり、コミュニティへの参加・運営からは足が遠ざかってしまっている。
結果的に、自分の人生は大きくは変わらなかったかもしれない。別に転職をしたわけでもない。
けれども、オンラインでの勉強会に参加したり、今日のようにJAWS DAYSにオンライン参加していたりする中で、自分の中にもまだあの日の”熱気”が残っているのを感じている。